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本校生徒会主催で東日本大震災被災地ボランティアに行ってきました

本校では2011年から、生徒会主催で東日本大震災の被災地支援ボランティアに継続的に取り組んでいます。今年度も11月9日、16日、23日の3回にわたって実施し、3年生を中心に総勢135名の生徒が参加しました。

震災から2年半が経過した今、ボランティアとしてどんなことができるのかを知るために、8月に生徒会で現地視察に行き、学習会を行った結果、今年も場所は宮城県石巻市で、活動内容は漁業の手伝いを中心に、その都度現地で必要な作業を行うことになりました。

石巻市内での荒地の整備(草取り、ゴミ拾い、ガラス破片拾い)や住宅の片付け作業などもありましたが、実施した3回とも共通して行ったのは、漁業の手伝いでした。漁業は人手不足が続いており、万石浦や牡鹿半島でアサリ養殖の準備作業、ホヤの種つけ用カキ殻の選別、ワカメの種付け、漁道具の保管場所となるテント張りなど、時間を忘れるくらい黙々と頑張ってきました。

11月23日実施の回で、今年度の被災地支援ボランティアは終わりましたが、多くの参加者が「継続していくことが大事だと思う」という気持ちを新たにしたようです。これからも被災地のことを忘れず、一人一人ができることに取り組み、そして、東海大山形高校の若い力を結集して被災地を応援していければ…と思います。

以下に、参加生徒の感想の一部を掲載します。

【3年男子】
今回ボランティアに行き、まだボランティアの力は必要だと改めて思いました。震災の1、2年目は瓦礫の撤去やアパートの解体などのガテン系の作業が主な仕事でしたが、そのような作業が3年目は少なくなり、漁業などの仕事の手伝いが主な作業になりました。やはり、地元の漁師さんだけでは限界がありボランティアまだ必要だと感じました。周りの参加した人からは思っていたよりも楽しく充実したボランティアが出来たという感想も聞かれました。今は、ピーク時よりボランティアの数が減り、テレビでも報道されることも少なくなり、震災のことを忘れている人もいると思うので、被災地のことを風化させないためにも自分から積極的にボランティアに参加してもらい一日でも早く被災地が復興すればいいと思います。

【3年女子】
ちょうど一年前くらいに初めて震災ボランティアに参加しました。当時、バスから見た被災を受けた住宅地や瓦礫ばかりの風景、何もなくなった跡地から震災の爪痕が想像を遥かに越えたことを今でも覚えています。その被災を受けた住宅の中には改築などをした住宅が多くなっていました。あれから一年が経ち、世の中から風化しつつあり、既に復興したかのように思われる東日本大震災ですが、現実はそんな甘いものではなく復興まではまだまだ時間がかかることを改めて感じました。
今は何もない跡地に10年後…たくさんの家族の笑顔が溢れていることを願いたいです。

【2年女子】
今日のボランティアを通して学んだことが2つあります。
1つ目は、協力するという事がどれだけ大切かということ。
今回私たちは漁業の方を手伝わせてもらいましたが、牡蠣の貝殻の山を見て唖然としました。言葉では表せないほど多くて、匂いもきつく、虫もたくさん飛んでいました。実際に貝殻をわける作業を体験しましたが、1時間するだけで腰が痛くなってしまうのに、これを2人で毎日してるんだと聞いて私は驚きました。どれだけ皆で協力するかで、復興への時間も変わってくるんだなと思いました。
2つ目は、自分の笑顔で人を救えるということ。
私たちに、貝殻の処理を教えてくれたおばさんがいました。おばさんは「震災の時車ごと津波にのまれたけど、焦りもしないで車から降りて泳いで山の方に行った!実家は地震で大変なことになってた~!」と笑いながら教えてくれました。辛い過去を笑顔で教えてくれてて、苦しくないのかなと思い、後で個人的に色々と質問し最後にこう言われました。 <辛い過去があったとしても、自分が笑顔でいれば周りをハッピーな気持ちにされることができる!笑顔って魔法見みたいで、笑顔で人を救うことができる。むずかしいことじゃないから誰でもできる。そして、笑ってるうちに自分の辛い過去もわすれちゃうの!笑>と教えていただきました。私は感動しました。とても深い言葉だなと感じました。
まだまだボランティアは必要だと思います。また機会があったら笑顔で参加し、被災者の方の役に少しでもたてたらいいなと思いました。

【1年女子】
今回のボランティア経験から、もっと多くの人がボランティアに来るべきだと実感しました。より多くの人が参加することで、地元の方の力になれると思ったからです。さらに帰りに黙とうをしてきた時に私は震災のことを忘れてはいけないと強く実感しました。
機会があればまたボランティアに来て少しでも力になりたいと思いました。
今日は貴重な体験ありがとうございました。