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今年度第1回目の被災地支援ボランティアに行ってきました

11月8日(土)宮城県石巻市に、今年度第1回目の被災地支援ボランティアに行ってきました。2011年から本校生徒会のメイン企画の1つとして、希望者を募り継続的に取り組んでいるもので、今年で四年目を迎えます。

今回は3年生28名が参加し、宮城県石巻市牡鹿半島へ出向きました。東日本大震災から3年が経過し、現在の被災地は力作業が減ったものの、手が届いていないところもあります。「漁業」などの産業もそのひとつで、震災後の人口が減少や他業種への人が流れてことによる人手不足が起きています。今回は、昨年もお手伝いをさせていただいた牡鹿半島の福貴浦、谷川浜、泊浜で活動しました。

福貴浦では、15名の生徒が貝の選別や牡蠣の貝殻の片付け、養殖用の浮きの掃除などを行いました。大量の貝の山を目の前に、初めての経験で慣れない作業でしたが、全員がひとつひとつの仕事に丁寧に取り組んでいました。1つの作業が終われば、また次々に仕事を見つけて作業を進めていく様子が見られました。

谷川浜、泊浜では5人ずつ3か所に分かれ、ホヤ養殖の種付けに使う牡蠣の殻に紐を通す作業を行いました。3年前の津波があった時の様子やご家族のことなどを地元の方からお聞きする時間もありました。

今回のボランティアを通して、漁業では人手が不足していることを実感しました。体験した仕事を、被災地の方はいつも手作業で行っていることを知り、参加者は今後も自分たちができることをやっていきたいという思いを新たにしたようです。

以下に、参加生徒の感想の一部を掲載します。

【3年女子】
私は今回、谷川浜で穴が開いているカキの貝殻をヒモに裏表となるように通し、両側通しおわったら一回結びつけ、運ぶ作業をしました。

最初は順番を間違えたりしましたが、回数を重ねるごとにスムーズに作業が出来るようになりました。このカキの貝殻で育てられるのはホヤだと聞いて、スーパーなどでは見つけますが、食べたことはなく、今度食べてみたいと思いました。

休憩の時間には写真で津波の後の谷川浜の様子や、実際の津波の高さが示されているガソリンスタンドの看板などを見ました。今日作業していた場所はもともと住宅街だったと聞いて驚いたし、改めて津波の恐怖を感じました。

今回ボランティアに参加して現地の方々と交流をしながら学ぶこともたくさんありました。少しでも役に立てたのなら嬉しいです。今でも被災地に残り復興のために頑張っている方々がいることを忘れてはいけないし、自分たちにできることがある限り取り組もうと思いました。

【3年女子】
私は、今まで被災地に行ったことがなく、どんな状態かわからないままボランティアに参加しました。

震災から3年が経ち、少し家が建っている状況だと想像していましたが、想像以上に住宅地ができていて、本当に被災地だったのかと思うほどでした。しかし、中には一階が柱しかなく、窓もドアもない家や、お花を添えられている家などがあり、まだ震災の跡が残っているのを見て、少し心が痛みました。

私は、貝の選別作業をしました。少し手伝っただけで足腰が疲れ、とても大変でした。量も多く、先が見えませんでした。しかし、やり終えたときの達成感は大きく、業者の方から感謝されると、少しでも貢献できてよかったという気持ちになりました。そして、一緒に作業した友達ともコミニュケーションをとることができ、楽しく作業することができました。

今回ボランティアをして、被災地の人に少しだけでありますが役に立つことができたと思うので参加してよかったと思いました。

【3年男子】
私は被災地ボランティアに行き,様々なことを考えました。自分自身福島県出身で被災者でした。宮城県の石巻にボランティアに行ったとき,被災した人々の気持ちを理解していたので,少しでも助けになるように頑張ろうと意気込んでいきました。

作業は貝にひもを通して一本ができあがるという単純な作業でした。昼休みになり災害の話をたくさんしてもらったり,自分たちが組み合わせた貝殻に新しい貝がついて育つのだという話や,津波がどこまで来てどのようなことが起きたかを聞き,私は、自分の被害と自分が考えていた津波の被害などを考え,とてもいたたまれない気持ちになりました。そして,午後の作業も変わらず同じことでしたが,いろいろなことを考えて少しでも多く貝殻を通して手伝いたいと考えながら作業しました。

被災した人々を考えると,もう一度ボランティアに行って,少しでも手伝いたい気持ちになりました。

今後の予定として
第2回:11月15日(土) 岩手県陸前高田市
第3回:11月22日(土) 宮城県石巻市
で活動します。