

東海大学総長・理事長
松前義昭
東海大学山形高等学校
校長 岡田恵子
蔵王を源流とする須川はやがて最上川に合流し、県内を縦断し日本海に至ります。この須川のほとり、蔵王連峰を仰ぎ見る自然豊かな成沢の地に本校は位置しています。春、満開の桜堤の彼方の青空に雪を頂く月山の姿が浮かび、夏には濃い緑陰を川風が揺らします。秋には河原で芋煮会を楽しみ、色彩の消えた雪景色の冬には、水鳥の姿に癒されます。河畔に四季折々の移ろいを感じながら、多様性を育む教育の場でありたいと願っています。
東海大学の創立者松前重義は、建学の精神として4つの言葉を掲げました。
創立者はこの言葉で、身体を鍛え知能を磨くとともに、自然、歴史、世界等に対する広い視野をもって一人ひとりが人生の基盤となる思想を培い、未来へ向かっていこうと語りかけています。本校はこの精神を受け継ぎ、明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性を持った人材を育てることを目指します。
また 、「平和」と「命の大切さ」は私たちが伝えたい大切なキーワードで、高校現代文明論や修学旅行の中でも問い続けていきます。
学ぶことと同時に、身近な行動を点検する目を持ちたいと考えています。
これらの目標を実現するために4つの力を身に付けましょう。
生徒 一人ひとりを大切にし共に育つ、 また生徒を真ん中に保護者の皆様と共に育む姿勢を 「共育」と表現し、生徒、保護者、教職員共に手を携え未来へ向かう日々を重ねています。